2013 冬至と年噬(ねんぜい) その2 [二十四節気&雑節(ざっせつ)]
前回は私の2013年2月立春から2014年の年噬について述べました。
もう少し補足することがあり、年が明けてしまいましたが、続きを載せていきたいと思います。
前回はこんな感じです。
私が立卦した年噬は、『雷天大壮(らいてんたいそう)』。
http://katoh-acu-mox.blog.so-net.ne.jp/2013-12-22
そして、変爻した之卦は『地風升(ちふうしょう)』です。
今回は「地風升」について述べていきます。
私が立てた本卦
-- 上六=上爻は陰爻 兌(だ)
-- 六五=六爻は陰爻 離(り)
─ 九四=四爻は陽爻 乾(けん)
─ 九三=三爻は陽爻 艮(ごん)
─ 九二=二爻は陽爻 坎(かん)
─ 初九=初爻は陽爻 乾(けん)
初めに立てた卦は本卦と言い、変化した後の卦を之卦(しか)と言います。
乾は変爻するので、初九と九四が陽爻から陰爻へ転じ、之卦は『地風升(ちふうしょう)』となります。
それでは、『地風升(ちふうしょう)』の説明です。
この卦の『升』は、昇るという意味です。
通常、馴染みがあるのは尺貫法による一升、二升などの表現でしょうか、液体の容量を示す一升瓶などは分かりやすいですが、『升』は訓読みでは「ます」と「のぼる」です。
この『升』に「日」をつけると、『昇』となり、なじみ深い漢字になるのではないでしょうか。
『升』の意は、のぼり・すすむです。
会社などの人事で役職が上がることを「昇進」と言いますが、まさしく『升』のことです。
地風升
-- 上六
-- 六五
-- 六四
─ 九三
─ 九二
-- 初六
卦辞(彖辞)は、「升、元亨。用見大人。勿恤。南征吉」とあり、「升はおおいにとおる。もって大人を見る。うれうるなかれ。南征すれば吉」と書き下します。
彖伝(たんでん)では、「彖伝日、柔以時升。巽而順。剛中而応。是以大亨。用見大人。勿恤。有慶也。南征吉。志行也」とあり、「彖伝にいわく、柔は時をもってのぼる。巽にして順。剛中にして応ず。これを以て大いにとおる。もって大人を見る。うれうることなかれ。よろこび有る也。南征すれば吉。こころざし行わるる也」と、書き下します。
象伝(しょうでん)では、「象伝日、地中生木升。君子以順徳積小。以成高大」とあり、「象伝にいわく、地中に木を生ずるは升。君子以て徳にしたがい小を積み、以て高大を成す」と、書き下します。
参考文献
易学大講座 加藤大岳 紀元書房刊
鍼灸治療のための易経入門 小林詔司著 緑書房刊
もう少し補足することがあり、年が明けてしまいましたが、続きを載せていきたいと思います。
前回はこんな感じです。
私が立卦した年噬は、『雷天大壮(らいてんたいそう)』。
http://katoh-acu-mox.blog.so-net.ne.jp/2013-12-22
そして、変爻した之卦は『地風升(ちふうしょう)』です。
今回は「地風升」について述べていきます。
私が立てた本卦
-- 上六=上爻は陰爻 兌(だ)
-- 六五=六爻は陰爻 離(り)
─ 九四=四爻は陽爻 乾(けん)
─ 九三=三爻は陽爻 艮(ごん)
─ 九二=二爻は陽爻 坎(かん)
─ 初九=初爻は陽爻 乾(けん)
初めに立てた卦は本卦と言い、変化した後の卦を之卦(しか)と言います。
乾は変爻するので、初九と九四が陽爻から陰爻へ転じ、之卦は『地風升(ちふうしょう)』となります。
それでは、『地風升(ちふうしょう)』の説明です。
この卦の『升』は、昇るという意味です。
通常、馴染みがあるのは尺貫法による一升、二升などの表現でしょうか、液体の容量を示す一升瓶などは分かりやすいですが、『升』は訓読みでは「ます」と「のぼる」です。
この『升』に「日」をつけると、『昇』となり、なじみ深い漢字になるのではないでしょうか。
『升』の意は、のぼり・すすむです。
会社などの人事で役職が上がることを「昇進」と言いますが、まさしく『升』のことです。
地風升
-- 上六
-- 六五
-- 六四
─ 九三
─ 九二
-- 初六
卦辞(彖辞)は、「升、元亨。用見大人。勿恤。南征吉」とあり、「升はおおいにとおる。もって大人を見る。うれうるなかれ。南征すれば吉」と書き下します。
彖伝(たんでん)では、「彖伝日、柔以時升。巽而順。剛中而応。是以大亨。用見大人。勿恤。有慶也。南征吉。志行也」とあり、「彖伝にいわく、柔は時をもってのぼる。巽にして順。剛中にして応ず。これを以て大いにとおる。もって大人を見る。うれうることなかれ。よろこび有る也。南征すれば吉。こころざし行わるる也」と、書き下します。
象伝(しょうでん)では、「象伝日、地中生木升。君子以順徳積小。以成高大」とあり、「象伝にいわく、地中に木を生ずるは升。君子以て徳にしたがい小を積み、以て高大を成す」と、書き下します。
参考文献
易学大講座 加藤大岳 紀元書房刊
鍼灸治療のための易経入門 小林詔司著 緑書房刊
【送料無料】鍼灸治療のための易経入門 [ 小林詔司 ] |
2014-01-06 19:21
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